昨年、錦糸町・錦糸公園の一角に、ラグビーの新たな舞台が生まれた。
墨田区協会が整えたその人工芝の輝くグラウンドへ――今年、再び招かれ、白紺と赤黄、二つの物語が動き出した。
白紺はエクスターズ戦、赤黄はくるみ戦。
空から降り続く秋雨が、フィールドを静かに濡らし、ライトに照らされた芝はまるで舞台のように深くきらめいていた。
そんな中、おじさん達はボールを追い、声を掛け合い、泥の代わりに雨粒をまといながら、少年のように笑っていた。
エリス白紺vsエクスターズ白紺
前半:26-0/後半:41-0
合計:67-0
エリス赤黄vsくるみクラブ赤黄
前半:12-7/後半:17-0
合計:29-7
雨にも負けず、年齢にも縛られず、ただラグビーを楽しむ――
それだけで十分にドラマチックな、素晴らしい一日だった。

