真夏の3連休、照りつける陽射しが街を焼く中日――
学士さんからのお誘いで、東京のど真ん中に広がる壮大なグラウンドへ足を運んだ。

灼熱の空気に押されるように、キックオフは涼しさがわずかに戻る17時。
夕暮れのオレンジがフィールドを染めはじめた頃、試合は静かに、しかし熱く幕を開けた。

前半は怒涛の21−0。
まるで流れそのものを支配したかのような圧巻の展開。

後半は打ち合いの様相を見せつつも、確かな強さで12−10。
最終スコアは33−10。堂々たる勝利。

真夏の熱気と歓声、そして余韻だけが、ゆっくりと夜の空に溶けていった。