冷たい雨が容赦なく降りしきるゴールデンウィーク最終日。
そんな悪天候をものともせず、グラウンドに現れたのは——
白パン(40代)、紺パン(50代)、赤パン(60代)、黄パン(70代)……
世代を超えた戦士たち。
そして、対する神惑の布陣には、圧倒的貫禄を放つ紫パン(80代)の姿も。
まさに“時をかけるラグビー”が、いま幕を開ける。
若さという切り札・白パンの数こそ少なかったものの、
どの世代も、それぞれの想いと誇りを胸に、全力でぶつかり合った。
泥にまみれ、息を切らし、時に笑い、時に歯を食いしばって。
勝敗以上のものがそこにはあった。
それは、世代を超えた絆。
そして、「ラグビーが好きだ」という揺るがぬ情熱。
風が吹き抜けたグラウンドには、今日もまた、新たな伝説が刻まれた——。
